【写真】硫黄島の星条旗【ピューリッツァー賞】

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ジョー・ローゼンタール(AP通信) ”硫黄島の星条旗“ 1945年

1945年2月19日、ローゼンタールは海兵隊と共に硫黄島に向かっていた。彼らは硫黄島に上陸すると目的地である監視塔を目指した。しかし、交戦は激化し幾日も戦いは続いた。その間ローゼンタールは激しい戦いを繰り広げる海兵隊を毎日写真に写し、フィルムをグアムに空輸していった。そして上陸から5日後、摺鉢山に登った海兵隊が星条旗を掲げると聞き、摺鉢山に向かった。
同行していた2人のカメラマンと山を登っていた途中でルー・ロウェリー軍曹と出会い、星条旗はもう掲げたと伝えられた。しかしローゼンタール達は摺鉢山の頂上を目指し登り続けた。彼らが山頂に着くと、まさに星条旗が掲げられている最中であった。ローゼンタールは興奮を抑えながら、今起こっている出来事を世界中の人々に見せる為、カメラを構えた。
この。写真が取られフィルムがグアムに送られた後に、反響が硫黄島まで伝わるのに2週間程度の時間がかかっていた。その間にも戦地での戦いは続き多くの戦死者がでた。写真に写されている6人の隊員たちの中でも3人は歴史的な場面の立役者であったが、その反響を聞くことはなかった。

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