ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 【略歴と作品一覧】

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

Tiziano Vecellio、1488年/1490年頃-1576年8月27日)は、盛期ルネサンスのイタリア人画家。ヴェネツィア派で最も重要な画家の一人である。ヴェネツィア共和国ベッルーノ近郊のピエーヴェ・ディ・カドーレに生まれ、その生誕地から「ダ・カドーレ (da Cadore)」と呼ばれることもあった。

 


【略歴】

ティツィアーノは同時代の人々からダンテ・アリギエーリの著作『神曲』からの引用である『星々を従える太陽』と呼ばれていた。肖像、風景、古代神話、宗教などあらゆる絵画分野に秀で、ヴェネツィア派でもっとも重要なイタリア人画家の一人となっている。ティツィアーノの絵画技法は筆使いと色彩感覚に特徴があり、イタリアルネサンスの芸術家だけではなく、次世代以降の西洋絵画にも大きな影響を与えた。
ティツィアーノは長命な画家で、その作風は年代とともに大きく変化しているが、その生涯を通じて独特の色彩感覚は変わることがなかった。円熟期のティツィアーノの絵画は色鮮やかとはいえないものもあるが、初期の作品の色調は明るく、奔放な筆使いと繊細で多様な色使いは、それまでの西洋絵画に前例のない革新的なものだった。

 


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『十字架を運ぶキリスト』 1505-06年作

 

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『聖母子(ジプシー聖母)』 1510年作

 

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『新生児の奇蹟』 1511年作

 

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『女の肖像』 1511-12年作

 

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『男の肖像』 1512年作

 

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『聖愛と俗愛』 1514年作

 

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『聖母被昇天と戴冠(ラッスンタ)』 1516-18年作

 

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『フローラ』 1516-20年作

 

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『ヴェヌス礼賛』 1518-19年作

 

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『ペーザロ家の聖母』 1519-26年作

 

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『手袋をした男』 1520-22年作

 

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『アンドロス島のバッカス祭』 1523-24年作

 

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『洗礼者聖ヨハネと聖カテリーナを伴う聖母子』 1530年作

 

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『懺悔する聖マグダラのマリア』 1530-35年作

 

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『マリアの宮詣で』 1534-38年作

 

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『ウルビーノのヴェヌス』 1538年作

 

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『ラヌッチオ・ファルネーゼの肖像』 1542年作

 

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『荊冠のキリスト』 1542-45年作

 

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『エッケ・オーモ(この人を見よ)』 1543年作

 

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『ピエトロ・アレティーノの肖像』 1545年作

 

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『ダナエー』 1545-46年作

 

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『教皇パウルス三世とその孫アレッサンドロ・カルディナール・ファルネーゼおよびオッタヴィオ・ファルネーゼ』 1546年作

 

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『カール五世騎馬像』 1548年作

 

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『聖ラウレンティウスの殉教』 1548-59年作

 

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『鎧を着けたフェリペ二世の肖像』 1550-51年作

 

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『聖三位一体(ラ・グローリア)』 1551-54年作

 

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『埋葬』 1559年作

 

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『エウローペーの略奪』 1559-62年作

 

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『ヴェヌスとリュート弾き』 1560年作

 

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『慎重の寓意』 1565-70年作

 

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『荊冠のキリスト』 1570-76年作

 

 

 

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『ピエタ』 1570-76年作