『東方三博士の礼拝』 ピーテル・ブリューゲル(父)

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『東方三博士の礼拝』 作者:ピーテル・ブリューゲル

【絵画データ】
1564年作
油彩・板
111cm×83.5cm
収蔵場所 ナショナル・ギャラリー(イギリス・ロンドン)

大きな人物像のみで構成された初めての作品である。作品の題材となっている「東方三博士の礼拝」はルーベンスやベラスケスなど多くの画家が描いている。博士とは天文学者が原義であり賢者とも訳される。三博士は、西洋ではメルキオール(黄金。王権の象徴、青年の姿の賢者)、バルタザール(乳香。神性の象徴、壮年の姿の賢者)、カスパール(没薬。将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)の名が当てられている。

作中でも、贈り物を手に持った三人の老人が中央の聖母マリアと赤子のキリストへ歩み寄っている。

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