『アルジェリアの鷹狩り（獲物）』　ウジェーヌ・フロマンタン

『アルジェリアの鷹狩り（獲物）』　作者：ウジェーヌ・フロマンタン

【絵画データ】
1863年作
油彩・カンヴァス
162.5cm×118cm
収蔵場所　オルセー美術館（フランス・パリ）

フロマンタンは、1846年以来3回にわたってアルジェリアを訪れており、現地の風俗や自然を観察した。本作は、馬上のアラブ貴族が、獲物を仕留めた鷹からウサギをむしり取る奴隷たちを眺めている場面。写実的で静かな構図から、獲物と鷹、奴隷と貴族といった上下関係を露骨に現している。