【写真】撃たれたJ.メレディス【ピューリッツァー賞】

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ジャック・R・ソーネル(AP通信) ”撃たれたJ.メレディス(Shooting of J.Meredith 1967年

メレディスはミシシッピ州では有名であった。彼のしたことは、ミシシッピ大学に行き卒業したことだったが、当時のアメリカでは簡単なことではなかった。黒人のメレディスが大学に入学する為に、アメリカ大統領と538人の執行官と2万2000人の軍隊の力を借りる必要があった。この人種差別の壁に立ち向かったメレディスは大学を卒業した後、更なる目標である黒人の選挙参加を訴える為の活動を始めた。活動はテネシー州メンフィスからミシシッピ州ジャクソンまで国道51号線を通って350キロの道のりを歩くというものであった。
AP通信のカメラマンであるジャック・ソーネルはメレディスの徒歩旅行を取材する為に車で51号線を同行した。メレディスの行進が2日目に差し掛かった時、彼の仲間が駆け寄りメレディスに道の先に銃を持った男がいると伝えた。メレディスは道の先に進んだが農夫の姿しか確認できず、安心していると道の脇から自分の名を呼ぶ声が聞こえた。メレディスの名前を叫んだ男は道路脇からショットガンを持って現れて銃を2発撃った。メレディスの前を走っていたソーネルは車を止め急いで外に出た。1発目の銃声が聞こえてからソーネルは車の脇からカメラを構え、撃たれるメレディスの様子を撮影した。
この時メレディスは背中と後頭部を銃で撃たれ近くの病院に運び込まれた。銃弾は大部分は摘出されたが、一部は彼の身体の中に残ってしまった。この事件の後、メレディスの更新は他の黒人指導者に引き継がれ1万8000人もの大行進に発展していった。

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