『靄の中をさしのぼる太陽(魚を洗い、売っている漁師)』 ターナー

matome951

『靄の中をさしのぼる太陽(魚を洗い、売っている漁師)』 作者:ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー

【絵画データ】
1807年作
油彩・カンヴァス
134.5cm×179cm
収蔵場所 ナショナル・ギャラリー(イギリス・ロンドン)

 

 

ターナーが自ら名作となると信じ高く評価した作品である。その理由は、同時期のクロード・ロランの「水車」に対して批判的な作品としてこの絵を描き、多くの人がクロードから自分へと関心を変えると踏んでいたからである。このターナーの姿勢は絵の売値にも現れており、以前は大作でも100ポンド程度を相場として売り出していたが、この作品だけ300ポンドの高値をつけた。彼の予想は当たり、高値で売れたこの絵は高く評価されることになる。

コメントを残す

Your email address will not be published.