『鍛冶屋の店先』 作者：ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
【絵画データ】
1807年作
油彩・板
55cm×78cm
収蔵場所 テート・ギャラリー（イギリス・ロンドン）
当時、独特の表現手法で批評の的となっていたターナーは自分のスタイルを封印し、批評家たちが認めうる作品としてこの絵を描いた。題材も荒々しい自然から、のどかな町の風景に切り替え、水彩画で培った微妙な室内の光の表現を見せた。本人の思惑通りにしっかりとした技術を見せたが、後にこの絵を自ら買戻し、以後このような作品を描くことはなかった。
