『紅白梅図屏風』 尾形光琳

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『紅白梅図屏風』 作者:尾形光琳

【絵画データ】
18世紀前半作
二曲一双 紙本金地着色
各156cm×172.2cm
収蔵場所 MOA美術館(静岡県・熱海)

 


津軽家に伝来した作品。梅のモチーフは古来中国の文人たちが愛し、百花に先駆けて花を咲かす姿を尊んだ。その影響が日本画家にも及び、題材にされることが多い。作品はまず中央の川の存在感に目がいくであろう。その渦のような円形が描かれた川は非常に意匠的で、実存を超えた存在感を醸し出している。梅の木も同じように独特の模様で描かれているが、白い花と赤い花が好対照に描かれ鮮やかである。

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