【犬百景】動物を描く画家たち~犬編~

伊藤若冲
伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう、 正徳6年2月8日(1716年3月1日) – 寛政12年9月10日(1800年10月27日))は、近世日本の画家の一人。写実性の高い画家で、フィクションを織り交ぜながら作品をつくっていく面白い画家です。もともと鳥などの動物を描くことが多く、犬絵も作品が残っています。

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『百犬図』

 

 

円山応挙
円山 応挙(まるやま おうきょ、享保18年5月1日(1733年6月12日)- 寛政7年7月17日(1795年8月31日))は、江戸時代中期~後期の絵師。鶴や孔雀などを描いた作品が有名ですが、犬を描いた作品も幾つかあります。とにかく可愛らしい犬を描く絵師です。

23b0444f『子犬図』

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『狗子図』

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『朝顔狗子図杉戸』

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『狗子図』

狩野永良
(かの えいりょう、1741年-1771年)とは、狩野派の絵師。丁寧に描きこむ狩野派の画風通り、犬絵も美しく描きながら、子犬の可愛らしさもしっかりと表現する絵師です。

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『親子犬図』

長澤芦雪
(ながさわ ろせつ、宝暦4年(1754年) – 寛政11年6月8日(1799年7月10日))は、江戸時代の絵師。前述した円山応挙の弟子で、ユニークな作品が多い絵師です。犬の描き方は師匠譲りです。

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『一笑図』

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『白象黒牛図屏風』

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白象黒牛図屏風の拡大

葛飾北斎
(かつしか ほくさい、葛飾 北齋、宝暦10年9月23日(1760年10月31日)? – 嘉永2年4月18日(1849年5月10日))とは、江戸時代後期の浮世絵師。浮世絵界のスーパースターも犬絵を描いています。少し怖いぐらいの犬絵でなかなか面白いです。

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『狆』

歌川広重
(うたがわ ひろしげ、寛政9年(1797年) – 安政5年9月6日(1858年10月12日)は、浮世絵師。猫も描けば犬も描く。多様な作品を生み出した天才に描いてないものはないかのようです。

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『名所江戸百景 深川木場』

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『名所江戸百景 びくにはし雪中』

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山口素絢
(やまぐち そけん、宝暦9年(1759年) – 文政元年10月24日(1818年11月22日))は、江戸時代中期から後期の円山派の絵師。美人絵が多いですが、しっかり犬が出てきます。犬絵は完全に円山応挙ですね。流石、円山派。

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『美人に犬図』

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『朝顔狗子図』

竹内栖鳳
(たけうち せいほう、1864年12月20日(元治元年11月22日) – 1942年(昭和17年)8月23日)は、戦前の日本画家。江戸時代が終わり新たな時代の幕開けと共に有名になっていく画家たちの中でも評価の高い画家です。江戸の絵師とはまた違った可愛らしさで犬を描いています。

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『爐邊(ろべ)』

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『清閑』

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『百騒一睡』(右隻)

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神坂雪佳
(かみさか せっか、慶応2年1月12日(1866年2月26日) -昭和17年(1942年)1月4日)は、近現代の日本の画家であり、図案家。こちらも動物をよく描く画家です。シンプルな構成ですが親しみやすい犬を描いてくれています。

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『狗児』

ローザ・ボヌール
(Rosa Bonheur、1822年3月16日ボルドー -1899年5月25日トメリ(フランス語版))、本名マリー・ロザリー・ボヌール(Marie Rosalie Bonheur)はフランスの写実主義画家、彫刻家。農村の風景で特に犬や牛などの動物を描くのを得意とした画家です。

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『サルタンとロゼット』

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『ヴァンデのグリフォン犬』

 

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