【写真】デトロイトの労働争議【ピューリッツァー賞】

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ミルトン・ブルックス(デトロイト・ニュース) ”デトロイトの労働争議(Ford Strikers Riot)” 1942年

1941年にデトロイトのフォード自動車工場の労働者がストライキを行い12万人の従業員がいる工場は閉鎖され、。賃金の引き上げを要求したが工場側に拒否される。フォード社はストライキのグループを解散させる為にスト破りを行うが労働者の勢いを止めることは出来なかった。
写真ではコートを着た会社側の人間を労働者達が取り囲んでいる。この写真を撮影したミルトンは現在のものより性能が格段に落ちるカメラで決定的瞬間を待っていた。ワンチャンスを逃せば次の撮影まで5秒から7秒程度の遅れがでる中で労働者とフォード社員の抗争にカメラを向けてシャッターチャンスを待っていた。その時、ついに一人の男が労働者達の壁を押しのけて進もうとし、何本もの棍棒に襲われてしまう。棍棒が見えたミルトンはすぐに駆け寄り決定的瞬間を撮影することになる。
「一発必中のミルトン」の異名を持つミルトン・ブルックスの写真はピューリッツァー賞写真部門の初めての受賞作品となった。

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