『金魚づくし百ものがたり』 歌川国芳

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『金魚づくし百ものがたり』 作者:歌川国芳

【絵画データ】
1830-43年作
中判錦絵
25.3cm×18.1cm
収蔵場所 東京国立博物館(東京・上野)


国芳は動物を描かせたら右に出る者はいなかった。国芳は怪談話の百物語に掛けて作品を描いたが、これは猫に睨まれる金魚の図。金魚から見ればまさに恐怖の瞬間であろう。あるものは逃げまどい、あるものは立ち向かうような勇敢な表情をしている。動物たちの個々の表現力はやはり群を抜いて上手い。

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