『赤、黄および青のコンポジション』 ピエト・モンドリアン

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『赤、黄および青のコンポジション』 作者:ピエト・モンドリアン

【絵画データ】
1930年作
油彩・カンヴァス
51cm×51cm

 


モンドリアンの傑作の一つである、彼の作品で最も有名な一枚。長い間、絵画の構成について試行してきたモンドリアンが行きついた一つの結論と言ってもいい。単純な縦横の黒線とその区切られたエリアを単色の赤・黄・青で塗られた構成は、絵画における対象物を必要性を完全に打消し、概念だけを純粋に取り出すことに成功した。
この作品は絵画の枠を抜け出し、大きな意味でのデザインという枠を作ったとも考えられる。この後、あらゆる生産活動(商品や広告、メディアなど)にデザインは附随していくが幅広い分野への対応力が発揮され、芸術に新たな意味を与えている。

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