『芸妓図』 渡辺崋山

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『芸妓図』 作者:渡辺崋山

【絵画データ】
1838年作
一幅 絹本着色
110.2cm×42.5cm
収蔵場所 静嘉堂文庫美術館(東京都・世田谷)

 


愛する芸妓を描き、門人へ贈るという文人画の伝統に則って描かれた作品。櫛や簪(かんざし)などの芸妓を示すものを取り去り、よりモデルの存在だけを意識させるような描き方は崋山独自の手法と言える。また、鮮やかな着物を身に纏いながらも女性らしいしなやかさを表現していることに目を奪われる。

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