『箕(み)をふるう人』 フランソワ・ミレー

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『箕(み)をふるう人』 作者:ジャン=フランソワ・ミレー

【絵画データ】
1847-48年頃作
油彩・カンヴァス
100.5cm×71cm
収蔵場所 ナショナル・ギャラリー(イギリス・ロンドン)

1848年、二月革命後に開催されたサロンに出品された作品。ミレーは、牧歌的な風景を描いただけであったが、意に反して革命に熱狂する人々に称賛された。本作を購入し、ミレーを称賛した共和派の内務大臣ルドリュ=ロランだったが、後にナポレオン三世に敗れ、六月事件で亡命してしまう。ミレーは有力な支援者の一人を失うと同時に、本作も行方不明になってしまった。その後、発見され、1975年に展覧会に出品され各国美術館が争奪戦を繰り広げた。

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