『白い霜』 カミーユ・ピサロ

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『白い霜』 作者:カミーユ・ピサロ

【絵画データ】
1873年作
油彩・カンヴァス
65cm×93cm
収蔵場所 オルセー美術館(フランス・パリ)


ピサロは、田園風景を描いた作品を多数制作し、印象派展の開催に尽力するなど精力的に活動していた。本作では、冬季の朝に坂を上る農夫を描いている。凍てついた台地や飾り気ない農夫の姿をそのまま描くことで、感情に直接訴えかけるような情景を描き出している。しかし、質感まで細かく描こうとする正統派の姿勢は当時の批評家たちからは「絵具のカスを塗ったようだ」と酷評されてしまう。

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