『小枝を持つ羊飼いの少女』 カミーユ・ピサロ

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『小枝を持つ羊飼いの少女』 作者:カミーユ・ピサロ

【絵画データ】
1881年作
油彩・カンヴァス
81cm×64.7cm
収蔵場所 オルセー美術館(フランス・パリ)


本作では、農場の傍らで休む羊飼いの少女を描いている。ピサロは、作品で田舎の素朴な農家の人々を題材に選ぶこと多かったが、彼が階級社会に反対の立場を取っていたのが要因と言われている。作中の少女の服が太陽に照って美しく光っているのも、汗を流し働く労働者を美しく描こうとするピサロの思いであろうか。構図については、友人のドガが浮世絵を参考に描いた作品を更に参考にしていると指摘されており、間接的に浮世絵の影響を受けていると思われる。

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