『夏秋草図屏風』 酒井包一

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『夏秋草図屏風』 作者:酒井包一

【絵画データ】
1821年作
二曲一双 紙本銀地着色
各164.5cm×182cm
収蔵場所 東京国立博物館(東京都・上野)

 


尾形光琳の風神雷神図屏風の裏屏風として制作された作品。「雷神」の裏には夕立の直後の夏草を、「風神」の裏には風にたなびく秋草を描いている。また表の金地に対応して銀地の屏風となっている。水の描き方はまさに光琳風であり、曲線の川の流れが描かれている。また草の表現は見事であり、雨に濡れ頭を垂れる夏草と風になびく秋草の描き分けに包一の技量が現れている。

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