『二代目瀬川菊之丞の山田の三郎女房らん菊実は三原野の女狐』 一筆斎文調

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『二代目瀬川菊之丞の山田の三郎女房らん菊実は三原野の女狐』 作者:一筆斎文調

【絵画データ】
1770年作
収蔵場所 早稲田大学演劇博物館(東京都・新宿)

 


明和七年(1770)3月の江戸中村座上演「鏡池俤曽我」三番目の場面。二代目瀬川菊之丞は、当代きっての人気女形で、舞台で用いた「路考結び(路考は菊之丞の俳名)」と呼ばれる帯の結び方が庶民の間で流行するほどであった。柔らかくしなる身体と着物の表現で菊之丞の女性らしさが十分に伝わってくる。

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