『マナオ・トゥパパウ』 ゴーギャン

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『マナオ・トゥパパウ』 作者:ポール・ゴーギャン

【絵画データ】
1892年作
油彩・画布
73cm×92cm
収蔵場所 オブライト・ノックス美術館(アメリカ・ニューヨーク)

 


タヒチ滞在期の作品。中央のモデルはゴーギャンの愛人のテハアマナであり、当時ゴーギャンと同棲していた。
マナオ・トゥパパウとは死霊が見ているという意味で、タヒチでは死霊について大きな恐れを持っていた。ベッドに横たわるテハアマナも闇の中に身を潜める死霊に恐怖している。この作品は複雑な心的表現の為、解釈が分かれるがゴーギャンが描いてきたタヒチの太陽や生命力とは反対に、闇と生死について表現しようとしていると捉えるのが一般的である。

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