『アルルの夜のカフェにて』 ゴーギャン

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『アルルの夜のカフェにて』 作者:ポール・ゴーギャン

【絵画データ】
1889年作
油彩・画布
73cm×92cm
収蔵場所 プーシキン美術館(ロシア・モスクワ)

 


ゴッホの誘いによりアルルの街に滞在した時の作品。手前の女性はカフェの主人の妻マリー・ジヌー。奥では労働者達が集い、酒を酌み交わしている。一貫してきた遠近感を表現する手法(手前から奥へとものが重なる描き方)でマリー・ジヌーと労働者の間に心理的、社会階級の壁を演出している。また背景の赤色壁は以前の作品『説教の後の幻影(ヤコブと天使の闘い)』でも使用され、ゴーギャンが好んで使う色である。

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