【建築家】ロバート・ヴェンチューリ【プリツカー賞】

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ロバート・ヴェンチューリ(Robert Venturi, 1925年6月25日 – )

ポストモダンの建築家。主著『建築の多様性と対立性』(Complexity and Contradiction in Architecture、1966年)、『ラスベガス』(Learning from Las Vegas、共著 1972年)などにおいて、禁欲的に装飾を否定したモダニズム建築を批判し、ポストモダンを提唱した。またミースの標語 “Less is more” (少ないほど、豊かである)を “Less is bore”(少ないほど、退屈である)と皮肉った。 モダニズム、ポストモダニズム、そして脱構築主義が主流を占める昨今の建築界において、彼のような作風をもった建築家は稀有な存在といえる。
※脱構築は、「静止的な構造を前提とし、それを想起的に発見しうる」というプラトン以来の哲学の伝統的ドグマに対して、「我々自身の哲学の営みそのものが、つねに古い構造を破壊し、新たな構造を生成している」とする、20世紀哲学の全体に及ぶ大きな潮流のこと。

 


【作品一覧】

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母の家 1963年

 

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The Guild House(1964)

 

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Chapel at the Episcopal Academy(2010)

 

大江戸温泉物語湯屋日光霧降

 

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シアトル美術館

 


【著書一覧】

ラスベガス
モダニズム建築に対する批判を唱えポストモダンを提唱した内容。ラスベガスの商業的な建築を例に出し、モダニズムの矛盾を指摘し、脱却を試みている。

建築の多様性と対立性
ル・コルビジュエから続く機能主義・合理主義的なモダニズム建築の単純さを否定し、建築の豊かさを多様性や対立性で解説している。複雑になるほどに意味を持ち、豊かになっていく建築の在り方を示し、建築界をモダニズムの大きな波から脱却させようとした作品。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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