【写真】リー・オズワルドの暗殺【ピューリッツァー賞】

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ロバート・H・ジャクソン(ダラス・タイムズ・ヘラルド ”リー・オズワルドの暗殺(Murder of Lee Oswald 1964年

1963年11月24日、アメリカ史上最も大きな事件の2日後であった。2日前、オープンカーでダラスの街を走っていたのは時の大統領ジョン・F・ケネディは遠方の狙撃者から撃たれ暗殺された。この事件の映像は全米を震撼させた。狙撃した犯人はリー・ハーベイ・オズワルドという男であった。
カメラマンのロバート・ジャクソンはケネディ暗殺から取材に走り、連日遅くまで働いていた。その日も騒動が冷めやらぬ中、逮捕されたオズワルドを撮影する為、拘留所から別の拘留所へ移送される瞬間を狙っていた。10時ごろから移送される予定だったが、11時21分になってオズワルドが拘置所のドアから出てきた。オズワルドが2人の警官に誘導されて移送車に向かった時に、怒鳴り声と共に銃声が響き渡った。ジャクソンがシャッターを押すと同時にオズワルドはうめき声を漏らしその場に倒れていた。銃撃犯はその場で取り押さえられ、倒れたオズワルドは引きずられるように拘置所のドアに戻っていった。
ジャクソンは撮影した後も暫くは現場に残り取材を続けていた。オフィスに戻ったジャクソンが現像した写真は、オズワルドが銃撃される決定的瞬間をしっかりと捉えていた。この事件のあと、オズワルドは死亡し、今なおケネディ暗殺の全貌は明らかになっていない。

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