【作品一覧】ソフィー・アンダーソン

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『今日はお散歩なし』

ソフィー・ジャンジャンブル・アンダーソン(Sophie Gengembre Anderson, 1823年 フランス・パリ -1903年3月10日 イギリス・コーンウォール・ファルマス)は、フランス生まれのイギリスの画家。


【概要】
ソフィー・アンダーソンはフランス人建築家シャルル・ジャンジャンブルとイギリス人画家の間に生まれた。パリで生まれた彼女は、同年代にミレーやクールベなどの画家がいた。独学で絵画を学んでいったが、同年代の革新的な画家たちの影響を受けることなく独自の道を歩んで行った。

25歳までパリで過ごしていたが1848年の2月革命が起こると、混乱を避けるために一家でアメリカへ渡った。翌年に ソフィーはイギリスの画家ワルター・アンダーソンと結婚する。その後、夫婦でイギリスへ戻りイギリスの画家として活動した。

彼女はアメリカ滞在時代から肖像画や挿絵の注文を得て描いていたが、イギリスに定住してからは体調を崩して思うような活動が出来なかった。晩年になり、20年療養していたイタリアのカプリ島からイギリスへ戻り、夫と共に制作に専念した。

ソフィーの描く絵の登場人物は非常に端正で、人形のような美しさがあった。人気のほどは夫より高く、彼女の作品は当時の人気雑誌に掲載されて一家の収入源となっていた。しかし、安定した作風で人気を博した一方で、ラファエロ前派風の象徴的な作品も描いており、こちらも評価が高かったようである。

 

【作品一覧】

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『今日はお散歩なし』

【絵画データ】
1856年作
油彩・カンヴァス
50.2cm×40cm
収蔵場所 個人蔵

親しみやすい家庭的な情景で人気を博した作品。題材は窓際で子供が残念そうな表情をしている場面。ソフィーのヴィクトリア朝の最も有名な作品だが、注目すべきは主題の幅広さである。当時の主流であった、古典的な文学や伝記の再解釈を超えて、実に現実的なテーマで作品を描いている。この実際的な主題は当時、幅広い人々から支持を得た。

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『小鳥の歌』

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『花を持つカプリ島の少女』

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『シェヘラザード』 ※「千一夜物語」の語り手

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『鳥の詩』

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『ライラックの時』

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『少女の肖像』

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『髪を結ぶ少女』

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『ニンフの頭部』

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『小さなキジバト』

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『シェパードの笛吹き』 1881年

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『鳥の詩』

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『妖精』

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『Elaineor』

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『七面鳥を持つクリスマスの英雄』

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『霧の中で愛する人』

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『舞踏会の準備』

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