『閻魔庁図』 河鍋暁斎

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『閻魔庁図』 作者:河鍋暁斎

【絵画データ】
1879年作
軸双幅 絹本墨画淡彩
左110.5cm×43.4cm 右109.8cm×43.4cm
収蔵場所 熊本県立美術館(熊本県・熊本市)

 


死者が地獄行きの裁判にかけられて浄玻璃鏡の前に立たされる。浄玻璃鏡は生前の罪を全て映してくれる鏡であるが、本作の罪人は生前に殺人を犯したようであり、鏡にはっきりと映ってしまう。閻魔大王は鬼の形相で落とす地獄の深さを決め、次に並ぶ死者たちは祈る様に見守っている。あの世の日常をコミカルに描いた作品である。

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