『謝肉祭と四旬節の喧嘩』 ピーテル・ブリューゲル(父)

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『謝肉祭と四旬節の喧嘩』 作者:ピーテル・ブリューゲル

【絵画データ】
1559年作
油彩・板
118cm×164.5cm
収蔵場所 ウィーン美術館(オーストリア・ウィーン)

人間の弱さと愚かさを描いたブリューゲルの一連の寓意画の最初期の作品。作中では、フランドルの町で四旬節の前の週に行われる伝統的な謝肉祭の様子が描かれている。この催しの行き過ぎた飲酒や性的放免を、同時代のモラリストたちは「悪魔の一週間」と非難していた。作中でも、対立する謝肉祭と四旬節の様子を醜い人々の争いを通して痛烈に批判していることが分かる。

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