『花魁と禿図』 喜多川歌麿

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『花魁と禿図』 作者:喜多川歌麿

【絵画データ】
1790-93年作
117.6cm×46.3cm

 


歌麿の作品では珍しく水墨画で表現された一枚。この作品が発見されたのが2015年7月であり、歌麿の新たな水墨画技法への挑戦を示す作品であると注目されている。
作品は花魁と付き人の幼女を描いたもので、歌麿の美人画としては女性の背を見せる構図は珍しい。美人画を得意とした歌麿だが、花魁の表情は浮世絵と遜色ないほどに美しく、水墨画での描き方を心得てたのではないかと思えるほど巧みに描かれている。

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