『聖三位一体（ラ・グローリア）』 作者：ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
【絵画データ】
1551-54年作
油彩・カンヴァス
346cm×240cm
収蔵場所 プラド美術館（スペイン・マドリッド）
1550-51年のアウグスブルク訪問中にカール五世より依頼され制作された作品。三位一体はキリスト教の有名な題材でありティツィアーノもその解釈をこの絵で示している。作品は天上からまばゆい光が放射状に差し込んでいる。画面は雲で３分割され、上部の光り輝く天界、中央の神々がいる場、そして暗い風景の地上である。この３つの画面が水平に分割されながら、天上の光によって水平のバランスを保たれている。
