『糸杉と星の道』 作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
【絵画データ】
1890年作
92cm×73cm
収蔵場所 国立クレラー=ミューラー美術館(オランダ・オッテルロー)
晩年のゴッホは糸杉に思い入れがあったようで「ひまわり」の様に描きたいと手記に記している。その理由として、糸杉のプロポーションがエジプトのオベリスクのようであり、神聖で力強いモチーフであったからである。確かに、画面中央の糸杉は天空に勢いよく上るかのように描かれており、枝先一つ一つが活気に満ちたように空を向いている。