『籬に草花図襖』 狩野山雪

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『籬に草花図襖』 作者:狩野山雪

【絵画データ】
1631年作
四面 紙本金地着色
各190.5cm×142.5cm
収蔵場所 天球院(京都府・京都市)

 


「朝顔の間」の西側にある襖。曲線の流れるような構図は、画面全体に心地よいリズムを与えている。朝顔が全体に伸びて画を支配しながら、素地の金雲のシルエットが軽い印象を与えてくれる。竹垣は全体の曲線に対して、水平・垂直の幾何学的な描き方で画面に秩序を与えているが、これは山雪の得意とする手法である。

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