『死と木こり』 作者:ジャン=フランソワ・ミレー
【絵画データ】
1858-59年作
油彩・カンヴァス
77cm×100cm
収蔵場所 ニイ・カールスバーグ美術館(デンマーク・コペンハーゲン)
ファンテーヌの『寓話』より、生活苦の木こりが苦しみに耐えかねて死を求めると死神がすぐにやってきた、という場面。ミレーは、物語のクライマックスである場面を、死神の方をはっきりと描くことによって現実味を持たせて見せた。非現実がまるで本当のことかのように描かれた本作は、サロンに落選したが話題を誘った。この作品に感銘した者の中にはゴッホもいたという。