『月百姿』 月岡芳年

『月百姿』 作者:月岡芳年

【絵画データ】
明治18-25年作
大判
全100枚

百の説話に基づいて描かれた百枚のシリーズ作品。いずれも月が主題となっていることから月百姿と名付けられた。

 

『月百姿 大物海上月』

【絵画データ】
明治19年作
大判
収蔵場所 個人蔵

船弁慶の一場面。船の上で怨霊を退散させようとする武蔵坊弁慶。

『月百姿 源氏夕顔巻』

【絵画データ】
明治19年作
大判
収蔵場所 神奈川県立歴史博物館

源氏物語の「夕顔の巻」を描いたもの。光源氏が惚れた女が霊となって現れる様を描いており、幽霊画ではあるがとても美しく儚い作品になっている。

『月百姿 吉野山夜半月』

【絵画データ】
明治18年作
大判
収蔵場所 名古屋テレビ放送

「吉野拾遺」に伝えられる話。伊賀局という女性がある夏の夜に怨霊に出会う。肝の座った伊賀局は驚きもせず怨霊を退治させた。芳年は同じ題材を「和漢百物語」にも描いている。

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