『垂直の面Ⅰ』 フランティセック・クプカ

matome98

『垂直の面Ⅰ』 作者:フランティセック・クプカ

【絵画データ】
1912-13年作
油彩・カンヴァス
150cm×94cm
収蔵場所 パリ国立近代美術館(フランス・パリ)


この作品は、それまでの絵画の常識や概念を覆すように幾つかの垂直に立つ棒が描かれただけである。この作中の棒は何を表しているのか、浮いているのか、立てられているのかすら分からないほど曖昧に描かれている。しかし、この曖昧な発想こそ具象的で象徴的だとクプカは考えた。また、絵画において風景や人物など実在するものを描くというそれまでの概念から、心情や概念を描くという新たな方法を提示している。

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