『ルーヴシエンヌの雪』 作者:アルフレッド・シスレー
【絵画データ】
1878年作
油彩・カンヴァス
61cm×50.5cm
収蔵場所 オルセー美術館(フランス・パリ)
ルーヴシエンヌは、パリの西25kmほどに位置しシスレーが好んだ町だった。30代の時にしばらく滞在しており、特にルーヴシエンヌの雪景色に興味を惹かれて何点もの作品を描いている。人口も少なく寂しい町だったが、シスレーやピサロが好んで作品を描いたことで新たな名声を獲得したことでも有名である。
本作では、灰色の重たい空の下で雪道を歩く人を描いている。雪の日のずっしりとした空気が感じられるような表現は、セーヌ川での作品とは違った光の表現になっている。