『ポントワーズの小さな橋』 作者:カミーユ・ピサロ
【絵画データ】
1875年作
油彩・カンヴァス
65.5cm×81.5cm
収蔵場所 マンハイム市立美術館(ドイツ・マンハイム)
ピサロは、モネやシスレーと比べれば制作の為に移動する距離が短かった。他の画家が制作の為に遠くへ旅行するのに対して、ピサロはポントワーズ周辺の風景ばかり描いていたのである。300点にのぼる作品は、ポントワーズの全ての景色を描こうとしたかのような量である。
本作では、シャトー・ド・マルクヴィルの敷地にあった小橋を描いている。初期の作品に比べれば色彩が情緒的で感情に正直に描いているという印象である。