『フェルナンド・サーカスのララ嬢』 ドガ

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『フェルナンド・サーカスのララ嬢』 作者:イレール・ジェルマン・エドガー・ドガ

【絵画データ】
1879年作
カンヴァス・油彩
117cm×77cm
収蔵場所 ナショナル・ギャラリー(イギリス・ロンドン)

フェルナンド・サーカスは1875年にフロドー広場で創設させ、当時のモンマルトルに住む芸術家たちが好んで見に行った場所である。ドガも79年1月19-25日に少なくとも4回訪れており、作中に登場するララ嬢の空中ブランコに魅了された。

作中では、ララ嬢の得意技であった鎖を口にくわえて浮遊する場面が描かれている。大技の瞬間の緊張感が作品に非日常性を与えている。また背景の円天井は精巧に描かれ、作品の精度を上げている。

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