『パリのイタリア人大通り、朝、陽光』 作者:カミーユ・ピサロ
【絵画データ】
1897年作
油彩・カンヴァス
73.2cm×92.1cm
収蔵場所 ワシントン国立絵画館(アメリカ・ワシントン)
1896年12月にエラニーで過ごしたピサロは、新年初めにパリへ戻り、大通りをテーマにした連作に着手した。本作もその連作の中の一枚で、イタリア人大通りの朝の喧騒を描いている。作中では、同年代にモネがしたように、同じ場所から刻々と変わる景色の移ろいを何枚もの絵に描いて、気象と風景の関係を表現しようとしている。