『カール・ヨハン街の夕べ』 ムンク

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『カール・ヨハン街の夕べ』 作者:エドヴァルド・ムンク

【絵画データ】
1892年作
油彩・カンヴァス
84.5cm×121cm
収蔵場所 ラスムス・メイエル・コレクション(ノルウェー・ベルゲン)


カール・ヨハン街を描いた作品は幾つか存在するが、本作はその中でも不気味さが際立つものである。陽が落ちた薄暗い街に行き交う人々が描かれているが、何と不気味な表情だろうか。目を大きく見開き、感情の見えない人々を描くムンクは、夜に対して特別恐怖心を抱いていたと思われる。年数によって作風が一変する画家は多いが、時間帯でここまで絵の印象が変わる画家は珍しい。

 

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