『エジプトの第十の災厄』 ターナー

matome945

『エジプトの第十の災厄』 作者:ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー

【絵画データ】
1802年作
油彩・カンヴァス
146cm×237.5cm
収蔵場所 テート・ギャラリー(イギリス・ロンドン)


2年前の1800年に「エジプトの第五の災厄」で初めて歴史画を描き、その続編となる作品。この題材は聖書から引用しており、エジプト記には次のように記されている

「夜中になって主はエジプトの国の、すべてのういご、すなわち位に座するファラオのういごから、地下のひとやにおる捕虜のういごにいたるまで、また、すべての家畜のういごを撃たれた。それでファラオとその家来およびエジプトびとはみな起き上がり、エジプトに大いなる叫びがあった。死人のない家がなかったからである。」

この作品は好評であったが売れ残り、再度100ポンドで売りに出すが買い手はつかなかった。しかし、若干27歳のターナーであったが、優れた技法が高く評価され名声を得ることとなる。

コメントを残す

Your email address will not be published.