『アルルの病院の庭にて(アルルの老女たち)』 ゴーギャン

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『アルルの病院の庭にて(アルルの老女たち)』 作者:ポール・ゴーギャン

【絵画データ】
1888年作
油彩・画布
73cm×92cm
収蔵場所 シカゴ美術研究所(アメリカ・シカゴ)

 


アルル滞在期の作品。滞在時にアトリエ兼住居であった「黄色い家」の近くの公園での風景。高齢の婦人たちは手前の紺色の服がカフェ・ド・ラ・ガールの主人の妻マリー・ジヌー(『アルルのカフェにて』にも描かれている)である。この絵の特徴として、遠近法の表現が物体とその色彩のみで表現されており、遠近法の収束点が複数見られることである。この手法により現実性が薄れ、よりゴーギャンの心的風景が表現されている。

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