『おしをくりはとうつうせんのづ』 葛飾北斎

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『おしをくりはとうつうせんのづ』 作者:葛飾北斎

【絵画データ】
1806-08年作
収蔵場所 個人蔵

 


北斎が描く飛沫を上げ白く舞い上がる大波は、絵画史に残る表現方法であろう。圧倒的な臨場感と共に画面全体が動きだすような波の押し引きに、小舟に乗る船頭たちも必死である。手前の荒々しさに反して、穏やかな景色と小鳥の優雅な姿が背景に描かれ、相互の良さを引き立てている。

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