『鶏に蜻蛉』 小林清親

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『鶏に蜻蛉』 作者:小林清親

【絵画データ】
1880年10月作
横大判錦絵
収蔵場所 山口県立萩美術館(山口県・萩市)

 


本作は、2つの要素が混合し、手前の鶏が油彩画を意識したものになっているが、背景のぼろ壁は水彩画のように明るい。また、二羽の鶏の構図は『カンバスに猫』に描かれたものに似ており、意識的に同じように描いたとも取れる。二羽の鶏がそれぞれ、本物のトンボと影のトンボを追いかける姿がユーモラスに対比している。

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