『菖蒲と白鷺』 歌川広重

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『菖蒲と白鷺』 作者:歌川広重

白・紫・藍・緑と、すべて青系統を主色としたこの一枚は、最も広重らしさを持っている図。特に藍色の仕様は彼の得意するところで、欧米人の好むところでもある。白鷺の羽根がすべて絵の具を用いずバレンで強く摺る「空摺」とした点も工夫のひとつ。図中には「白鷺下田千點雪 黄鶯上樹一枝花」の詩語がある。

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