『柳下鬼女図屏風』 曾我蕭白

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『柳下鬼女図屏風』 作者:曾我蕭白

【絵画データ】
1759年頃作
二曲一隻 紙本墨画淡彩
154cm×152.6cm
収蔵場所 東京藝術大学蔵

題材は、夫に捨てられた女が鉄輪を頭に巻き生霊となる「鉄輪」からきていると考えられている。画面の女は確かに角の生えた鬼女で、眼も虚ろに立っている。荒涼とした女の心情を中央の枯れた柳が補っている。よく見ると画面左から風が流れている。気候までも鬼女の荒れた心情を現しているようである。

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