『九月』 鳥居清長

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『九月』 作者:鳥居清長

「美南見(みなみ)十二候」といわれるシリーズで、江戸の南に位置した品川のことを洒落て美南見という字をあてている。品川の海を見渡す妓楼階上の、遊女の座敷の様子。遊女の佇まい、格子越しに見える暗い海に浮かぶ舟の漁火の点滅。とても趣のある雰囲気が伝わる作品である。

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