『フェーレの町の入口』 作者:ヤン・ファン・デル・ヘイデン
【絵画データ】
1665年頃作
油彩・板
45.7cm×55.9cm
収蔵場所 バッキンガム宮殿(イギリス・ロンドン)
都市の風景画を専門にしていたヘイデンは、生涯アムステルダムで活動していたが、作品のモティーフを求めて多くの土地へ旅行に行っていた。本作では、ゼーランド地方の小都市フェーレの風景を描いている。フェーレは、17世紀にスコットランドとの貿易拠点であり、重要な港であった。ヘイデンはフェーレに旅行した記録を残していないが、この景色を気に入ったのか何枚もの作品に描いており、本作は1665年頃に描かれたと推測されている。