『シャポンヴァルの風景』 カミーユ・ピサロ

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『シャポンヴァルの風景』 作者:カミーユ・ピサロ

【絵画データ】
1880年作
油彩・カンヴァス
54.5cm×65cm
収蔵場所 オルセー美術館(フランス・パリ)


ピサロは画家仲間たちと印象派展を開催したが、世間から理解を得る事はなかった。経済的な苦労と作品が評価されない苦痛は、自身の絵について考え直すきっかけにもなった。本作は、ピサロの模索する姿が読み取れる。

それまで、画面の遠近を三分割程度で綺麗にまとめていたピサロだったが、本作では畑、街、山などが帯状に配置され地層のように積み上げられている。遠近の重なりが単調になり、非常に平面的な描き方に変化しいる。

 

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